【アフリカ初のユニコーン企業】Jumiaとは
こんにちは。
アフリカにもユニコーン企業があるなんて知りませんでした。
今年の6月時点で世界にユニコーン企業は252社あるとされており、1位はアメリカで全体の約42%、2位が中国で約39%、3位はインドで約4%とアメリカと中国の企業が8割を占めています。
ユニコーン企業とは企業価値が10億ドルを超える非上場のベンチャー企業のことで、日本だと来年には上場するのではないかと言われているメルカリやDMM.comの2社が挙げられます。
そしてアフリカにもユニコーン企業があります。
今日はそのアフリカ初のユニコーン企業となったJumiaに関して書いていきます。
Jumiaはドイツ拠点のRocket Internetと呼ばれるインキュベーターによって2012年にナイジェリアのラゴスで設立されました。
共同創設者のSacha Poignonnec(左)とJeremy Hodara (右)
写真:My Take: AIG Is Not Worth $1 Billion Value | PageOne.ng
どうやらオリジナルなビジネスモデルはあまりなく、Rocket Internetはシリコンバレーの最新のビジネスモデルをコピーし、主にヨーロッパととアジアで展開し、サービスを売却して利益を上げているようです。
アフリカ版アマゾンを目指したECサイトJumiaもそのひとつで、1億8千万人の人口や高いポテンシャルからナイジェリアを中心にアフリカ20ヶ国以上で展開されています。
ゴールドマンサックスや南アフリカに拠点を置くアフリカ最大の携帯電話通信事業者MTNグループなどから出資を受け、2016年にアフリカ大陸初のユニコーン企業となりました。
しかし南アフリカでは展開されておらず、そこではAmazonよりもtakealotというECサイトが多く利用されているようです。
アフリカのECは、スマートフォンの普及によって、急速に伸び始めています。
しかしECサイトを運営するには注文から配送までのインフラ整備が不可欠であり、まだインターネットすら普及していない国もアフリカには多くあるため、インフラ整備等のコストを考えると、アフリカのECサイトの成長スピードは他の地域と比べると劣っています。
ナイジェリアで放送されているJumiaのCM
実際に出資しているゴールドマンサックスをはじめ、世界の投資家から注目されています。
JumiaはECだけでなく、デリバリーサービスや決済サービスなど多岐にわたって事業を展開しているようなので、今後もどのように広げいくのか注目していきたいと思います。
Jumiaのサービス一覧:Jumia Services