Googleも注目するアフリカのスタートアップ
こんにちは。
先日、GoogleがLaunchpad Acceleratorプログラム5期に参加する24のスタートアップを発表しました。
Launchpad Acceleratorプログラムとは
Google製品の使用権利
グローバルメディアとマーケティングのスポットライトの機会
プログラムの完了後6ヶ月間の継続的なサポート
成長段階の創業者とメンターのグローバルなコミュニティへのアクセス
つまりスケールするためにサポートしてくれるというプログラムです。
アフリカ以外のものを簡単に見ていくと、、
Maya Apa:医師やセラピストに簡単に質問したり繋がることができるデジタルヘルスケアアプリ
インド
BabyChakra:妊娠、出産、子育てをサポートし、医師や小児科医や子育ての専門家と繋がることができる子育てアプリ
NIRAMAI:早期の乳がんを発見するスクリーニングソリューションを開発したヘルステックスタートアップ
SocialCops:より良い意思決定のためのデータを提供するスタートアップ
Kulina:フードサブスクリプションサービス
VividTech:VividTechは、オーディオ専用IVRをインタラクティブで使いやすいビジュアルIVRに変換する製品をプロダクトを提供
フィリピン
タイ
Priceza:ショッピングサーチエンジン兼価格比較プラットフォーム
Monkey Junior:10歳以下の子供向けに言語、数学、科学が学べる教育系サービス
Stop:食料雑貨や医薬品の即日配送プラットフォーム
ロシア
App in the Air:フライト記録や空港検索、空港内の情報などを提供するフライトアシスタントアプリ
Voximplant:クラウドコミュニケーションプラットフォーム
アルゼンチン
Etermax:大規模なゲームデベロッパー
Restorando:ラテンアメリカ専用レストラン予約サイト
ブラジル
Loggi:オフィスの事務製品、EC、フードなど幅広く対応するデリバリープラットフォーム
Nubank:完全にデジタル化された金融テクノロジー企業
Grupo ZAP Viva Real:オンライン不動産プラットフォーム
メキシコ
Clip:モバイル決済サービス
kubo.financiero:ローンなどのインターネット金融サービス
以上21のスタートアップはアジア、ヨーロッパ、中東、ラテンアメリカのスタートアップです。
アフリカからは3つのスタートアップが選ばれています。
1つ目はAerobotics
南アフリカのAeroboticsはフルーツ農園で育ったJames PatorsonとUberで1年間働いた経験を持つBenji Meltzerのケープタウン大学出身の二人によって立ち上げられました。
ケープタウンを拠点としているアエリアルデータ解析プラットフォームで、主に農業用のドローンユーザーに分析機能を提供しています。
2017年8月には、南アフリカのベンチャーキャピタルである、4Di Capialとthe Savannah Fundから60万ドルの資金を調達しています。
そして9月にはEuropean 2017 Startup Insurtech Awardも受賞しています。
南アフリカの農業にイノベーションを起こすことが期待されている2018年注目のスタートアップです。
2つ目はHelium Health
元ゴールドマンサックスのDimeji Sofowora氏によってナイジェリアのラゴスに設立されました。
病院向けソフトウェアを提供する医療系スタートアップで、患者の電子カルテ作成から病院の管理業務まで病院が行う業務を全て行うことができるソフトウェアで、作業も効率化することができます。
今年2017年8月に行われたカリフォルニア州のマウンテンビューにあるAirbnbやDropboxを輩出したベンチャーキャピタルのY Combinatorによるデモデイに参加し、多くの投資家にプレゼンしています。
3つ目はPaylater
こちらもナイジェリアのラゴスに拠点を置くスタートアップで、ハーバードビジネススクールのMBAホルダーであるChijioke Dozieによって設立されたOnefiが提供するアプリです。
Paylaterはデジタル金融サービスアプリで、いつでもどこでも小額のローンを手に入れることができます。
予期せぬ費用や緊急の現金需要をカバーするための短期借入金を提供するシンプルで完全なモバイル貸出プラットフォームで、 迅速な申請手続きにより、PayLaterローンを24時間年中無休で申請することができます。
そして銀行口座を利用できない人にも対応しています。
アフリカ最大の経済大国でありながらも現金主義が強く代金引換が中心となっています。
そのような国でモバイル金融サービスがどのようにスケールしていくのか注目していきたいです。