Ritsu Otsukaのブログ

留学前の下調べと留学中の記録です

南アフリカが抱えている問題【感染症】

こんにちは。

 

新興国に長期滞在する際はやはり感染症などが気になるので、ちょっと現状をまとめていきます。

 

南アフリカで大きな問題となっているのがエイズです。

 

人の免疫機能を標的とし、感染症やある種の癌に対する人々の免疫応答を低下させるのがHIV(ヒト免疫不全ウイルス)で、それが最も進行した状態がAIDS(後天性免疫不全症候群エイズです。

 

個人差がありますが、感染して2年から15年で発症すると潜伏期間が長いことでも有名です。

 

世界では2015年までに3500万人以上の命を奪っており、南アフリカでは死因の第1位で、約40%はエイズが関係しているようです。

 

人口5591万人の南アフリカですが、国全体で約560万人、成人の5人に1人が感染しているとされています。

 

2004年に公的医療機関におけるエイズ治療薬の無償支給が開始されたり、

WHO(世界保健機構)によるHIVに関する教育が実施されたりして、感染者数は減少しつつあります。

 

しかし学校に通えない子供たちがHIV/AIDSに関する正しい知識を身につけることができないうえ、その子供たちの両親もHIVに感染し死亡するため教育できる大人がいないという悲しい現実に直面しているようです。

 

都市部以外ではまだまだ大きな問題となっています。

 

そしてもう一つはマラリアです。

 

マラリア原虫をもった蚊に刺されることで感染する病気で、1週間から4週間ほどの潜伏期間をおいて、発熱、寒気、頭痛、嘔吐、関節痛、筋肉痛などの症状が出ます。

 

南アフリカでは都市部はマラリアの汚染地域とされていませんが、観光地であるクルーガー国立公園のあるムプマランガ州、リンポポ州では毎年、患者が発生し、死亡例もあります。

 

世界中の熱帯・亜熱帯地域で流行しており、2013年12月に公表された統計によると、1年間に約2億700万人が感染し、推計62万7,000人が死亡しています。日本でも100人近くが輸入感染で発症しています。

 

クルーガー国立公園ではビッグ5と言われれるゾウ、ライオン、サイ、バッファロー、ヒョウをはじめ多くの野生動物を見ることができます。

留学中の楽しみの一つでもあるので、服装、予防接種などしっかり対策していきたいと思います。