ブログ始めました。
初めまして。
これからブログとして文字に起こしていくことにしました。
とはいえ初ブログではありません。
中学生とか高1ぐらいのとき、デコログやホームページのようなものなどで取るに足らない日常をブログに書いていた時以来です。
そのためブログで発信する能力に関しては高1レベルですのでそこは大目に見てください。
ブログを書くことにした理由としては大きく2つです。
考えを整理するため、そして記録に残すためです。
自らの考えや得た情報を文字に起こしてアウトプットすることで整理していこうと思います。そ
れに加えて、アウトプットすることを前提として話を聞いたり本を読んだりすることで知識の吸収率が全然違うということも最近感じています。
記録として残すのは、ただ単に後から見て面白いと思うからです。
留学前、期間中、その後の過程を記録としてブログにしっかり残していこうと思っています。
そうです、
来年の4月から大学を一年休学してケープタウンに留学することにしました。
ケープタウンは簡単に説明すると、南アフリカ共和国の西ケープ州にある都市で有名なスポットで言うと喜望峰がある都市です。
今回はその留学先に関する意志決定フローについて書きます。
例えばITならシリコンバレー、ファッションならパリ、サンバならブラジルだとか
留学期間中に身に付けたい能力で都市を選ぶと思いますが、
僕の場合は
①英語力
⇨在留邦人が少なく公用語に英語が入っている都市
②ITやスタートアップ、経済全般の現状や知識
⇨先進国もしくは今後経済成長が期待できる新興国の都市
③異文化理解力、バイタリティ
⇨先進国よりもどちらかというと新興国
他にも身に付けたい能力はありますが、国や都市によって変わってくるものは大きくこの3つです。
簡潔に言うと
です。
英語力だけでなく、他の日本の留学生との差別化を図って自らのバリューを上げていきたかったので、在留邦人が少ないことの優先順位は高く、
①:②:③=4:3:3
ぐらいの比率で思っていました。
在留邦人が少ないとはいえ、安全面も考慮しないといけないので、
外務省が定めている安全対策の目安の危険レベル2以上の都市は候補から外そうと思います。
外務省 海外安全ホームページ|海外安全ホームページを使いこなそう! 危険情報とは?
そのことから先ず地域別の在留邦人(いずれ我が国へ戻る3ヶ月以上の長期滞在者+永住者)数で見ていくと
外務省海外在留邦人数統計調査平成29年要約版(http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000260884.pdf)
一番多いのは北米で49万1,844人で海外在留邦人全体の36.7%、
そして一番少ないのはアフリカで7931人、0.6%となっています。
東欧、中東、アフリカが少なく、アフリカは唯一前年比-1.11%と減少していることがわかります。
次に、地域別の日本人留学生数でみていきます。
平成27年度協定等に基づく日本人学生留学状況及び協定等に基づかない日本人学生留学状況(在籍大学等把握分)の合計 - JASSO
外務省には邦人留学生数に関してのデータがなく調査機関が異なるため、地域のカテゴリーが若干異なっていますが、留学生に関してもアフリカ、中東が少ないようです。
これでアフリカもしくは中東あたりに絞られてきました。
中東の国を経済面で見ていくと、中東のシリコンバレーとも言われているスタートアップ大国イスラエルや、NEXT11として経済成長が期待されておりPwCが今年発表した2030年世界経済をリードする21カ国ランキングでは12位にランクインしているトルコなど非常に興味深い国もありますが、中東はどこも公用語が英語ではありません。
2030年、世界経済をリードする21カ国ランキング —— 日本は何位? | BUSINESS INSIDER JAPAN
英語は通じるかもしれませんが、街の看板だったりスーパーで売られている商品など身の周りのものがヘブライ語やトルコ語で表記されている環境だと英語力を磨いていく環境には適していないと思いました。
残るはアフリカです。
あの中国の人口も2030年以降減少していくと言われていますが、アフリカはどんどん増加し続け、2050年には世界の人口の4分の1がアフリカ人が占めると言われています。
人口増加につれて経済が発展していくことが期待できます。
経済面で見ると
- BRICSの一角、アフリカで唯一のG20加盟国でアフリカを代表する経済大国である南アフリカ共和国
- 2013年にGDPで南アフリカを抜いてアフリカ最大の経済大国となったナイジェリア
- アフリカでGDPが第2位でNEXT11のエジプト
- 東アフリカ最大の経済大国ケニア
が挙げられます。
エジプトはアラビア語で、ナイジェリアのラゴス、ケニアのナイロビに関しては危険レベルが2なので適していません。
という流れで残ったのは南アフリカ共和国です。
上の記述に加えて、南アフリカ共和国は公用語に英語が入っていて、サブサハラアフリカ全体のGDP総額のおよそ20%を占める経済大国で、多くの日本企業(サブサハラ全体268社中121社。JETRO)がアフリカ大陸の拠点を設立している国なのでめちゃめちゃそそられます。
南アフリカ進出の魅力 | 南アフリカ進出支援はTryfunds
日本のサイトで調べてもヨハネスブルグとケープタウンぐらいしか名前が出てこないので毎月160万以上のアクセスがあるという南アのメディアを見てみました。
Best performing city in SA in 2014
データでみていくと2014年ではで南アを代表する大都市はイーストランド、プレトリア、ヨハネスブルグ、ケープタウン、ダーバンの5都市のようです。
ヨハネスブルグとケープタウンは人口が多いため、一人当たりGDPでは3位、4位となっています。
この5つから1つに絞るわけですが、結局最後は何に興味があるのかというところなので、スタートアップの盛んな都市に決めます。
イギリスの不動産会社がtech city についてまとめているデータがありました。
このサイトでは
・世界の主要な技術拠点
・その都市のスタートアップやインキュベーターの存在感
・グローバルなテック企業になるための都市としてふさわしいのか
・活気ある都市環境、才能ある人を繋ぐ役割
の4つをtech cityの定義としています。
各都市の評価基準は起業に必要な日数やからエスプレッソの値段まで100以上の様々な指標を調査しています。
http://www.savills.co.uk/research_articles/188294/214220-0
トップ3はアメリカ、東京は18位でギリギリ22位に南アで唯一ケープタウンがランクインしています。
ケープタウンは不動産コストでは3位、犯罪、医療、通勤時間などの生活環境やエンターテインメント、ナイトライフ、小売、娯楽では13位にランクインしています。
また、南アの起業家が立ち上げたメディアにはこのような図がありました。
2015年のこの記事では、ケープタウンのことをケープタウンとシリコンバレーを合わせて“シリコンケープ”とも呼んでおり、南アのスタートアップの約59%がケープタウンがある西ケープ州で起業、拠点を置いていることがわかります。
ヨハネスブルグやプレトリアがあるハウテン州は半分ほどの約29%となっています。
スタートアップに関しては南アの中ではケープタウンがアツいことがデータから見てわかりました。
一つ一つしっかりまとめていくとこんな意思決定フローです。
まとめると、
日本人が少なく
旧イギリス植民地で公用語に英語があり
これから経済発展が期待されるアフリカを
代表する南アフリカ共和国の
スタートアップが盛んな都市というロジックです。
次回以降はこんなに長くは書きませんが、留学するにあたって重要な部分になってくるのでしっかりまとめました。
同時に頭の中も整理されました。
スタートアップが盛んで環境も整っているにもかかわらず日本のメディアではケープタウンの情報が少ないので実際に現地で感じることがとても楽しみになってきました。
これから少しづつ更新していきます。
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